仲のいい夫婦の象徴の鴛鴦<オシドリ>
でも一年ごとにペアが変わります
中国語でつがいをあらわす鴛鴦
中国には こんな神話が残っているそうです
昔 中国の春秋時代
宋の王は待従の妻が絶世の美女と知り
妻を取り上げ 側室にした
王に無実の罪をきせられ
命を絶った待従のあとを妻も追った
妻は 遺骸を夫と一緒に埋めてくださいと遺書を残したが
王は向かい合わせに埋め
死んでも愛し合うというのなら
墓をひとつに合わせてみよと言った
すると 両方の墓から大きな木がはえ
互いに幹を曲げて寄りかかり
根を絡ませ
枝を絡ませた
そして木の上に 一対の鴛鴦が巣をつくり
首を交えて 悲しげに鳴いた
宋の人々は その木を相思樹と名づけ
鴛鴦はこの夫婦の生まれ変わりだと
黄河の南に住む人々は信じている